FC2ブログ

医師の健康、仕事の満足度、プロフェッショナリズムを促進するためには

医師の健康、仕事の満足度、プロフェッショナリズムを促進するためには?

重要性:
現在まで、医師のストレスが広がっており、臨床における影響が言及されたりしているにも関わらず、これらの問題に対処するために介入を行った研究はほとんどなかった。

目的:
医師を小グループのカリキュラムに参加させ、その結果が医師の幸福度を改善させるという仮説を検証する。

研究デザイン、環境、参加者:
2010年9月から2012年6月にかけて、ミネソタ州ロチェスターのメイヨークリニック医学部の医師74名を対象とした無作為化臨床試験を行った。

介入方法:
9ヶ月間、隔週で19回、マインドフルネスリフレクション経験共有グループ学習の要素を取り入れた医師のグループで行った。参加者が拘束された時間(毎回1時間)は施設から準備された。

主要評価項目:有効な評価基準を用いて、「仕事に対する意義、力の入れよう、夢中さ、バーンアウト、うつ症状、QOL、仕事の満足度」を評価した。

結果:
3ヶ月後には、介入群では「力の入れよう」と「夢中さ」が5.3ポイント増加したのに対して、対照群では0.5ポイント低下し(P = 0.04)、12ヶ月間継続した(+5.5 対 +1.3ポイント; P = 0.03)。 3ヵ月後の没個性化率は、介入群では15.5%減少し、対照群では0.8%増加した(P = 0.004)。この差は12カ月も持続していた(9.6%減少 対 1.5%減少、P = 0.02)。ストレス、うつ病の症状、全体的なQOL、または仕事の満足度統計的に有意差は認められなかった。無作為化医師コホートを含む追加の比較において、の割合自分たちの仕事が意義あるものだと感じる人が、介入群で6.3%増加したが、対照群では6.3%減少し、非試験群では13.4%減少していた(P = 0.04) 。没個性化率、情緒的消耗感および全体的なバーンアウトの割合は、介入群では有意に減少し、対照群ではわずかに減少したのに対し、非試験群では増加した(それぞれ、結果ごとにP = 0.03、.007および.002) 。



結論と妥当性:
小グループでカリキュラムを行った医師は、仕事の「意義」と「夢中さ」改善し、没個性化率を減少させた。さらに、研究後、12ヶ月でも持続的な効果を得ていた。


Intervention to Promote Physician Well-being, Job Satisfaction, and Professionalism: A Randomized Clinical Trial
JAMA Intern Med. 2014;174(4):527-533.


仕事に対する心理的な感情は、小グループによる学習などが効果的と書いてあります。確かに隔週必ず会うグループがあると、お互いに目が届きやすいですし、それを含めて助け合いができると思います。
また、日本では勉強会などは盛んに行われていますが、経験共有やマインドフルネスなどはあまり聞きません。アメリカのような経験共有を出来るグループがあれば、また少し医師のQOLや満足度が改善するかもしれません。まぁ時間がない可能性のほうが高いですが。

JAMAといえば

0 Comments

Post a comment